読書記録:糸賀晃『不動産投資は「管理会社選び」で9割決まる』幻冬舎
1、著者
1980年生まれ。ブルーアセットパートナーズ代表取締役。
出版社・デザイン事務所を経て、不動産業界に転職、
コンサルタントをしながら、アパートマンションを保有する投資家。
2、管理会社をいれる理由
利回りを上げるためには、空室率を下げ、収入を得ることが必要。
滞納者の管理を行うため、保証会社への加入は必須。
またオーナーチェンジ物件の重要事項説明には、滞納者の有無の告知義務がある。
一度管理を怠ると、当て果てていくという負のマイナスが発生する。
虚偽報告や高額なリフォームを提案する業者を選ばないといけない。
3、リフォーム時の借主・貸主負担の例
本書に図解で記さている点が、分かりやすい。
4、管理会社を選ぶ際のポイント
管理委託手数料は、稼働している部屋に対して、3~8%が一般的。5%のケースが多い。
管理手数料が安い場合は、戸数を増やすことに力を入れているケースがある。
物件を購入した会社は、売ったからには満室経営にしなければいけない気持ちがつよい。
客付を行う業者への報酬は、仲介手数料と広告費の2つがある。
広告費通りに、広告が行われているか確認する必要がある。
5、利益をあげるためのポイント
光熱費などのランニングコストを見直す。
本書の100頁には、ランニングコストの一覧表が載っており、コストを見直しやすさのポイントが、まとめられている。
リノベーションや間取変更のポイントも書かれているので、予算に応じた優先順位を決めることができる。
入居・退去アンケートを行って、自分の物件の強み・弱みを把握して対策を練る。